(1)シャープ経営者のリストラ
シャープは経営悪化が続いていますが、能力不足の経営者をリストラすることで経営再建を行うようですね。シャープは奥田社長と片山会長のどちらが、経営を行っているのか曖昧なため、社員や取引先が混乱しており、業績悪化の原因の一つでした。
シャープは、奥田社長と片山会長をリストラすることで、経営悪化の責任を明確にするとともに、銀行主導の経営再建を行うようですね。
(2)奥田社長のリストラ理由
シャープ奥田社長のリストラを2013年5月13日のSankeiBizが、シャープ奥田社長退任へ 異例の就任1年での交代 後任に高橋副社長が就任することを報じているので見てみましょう。シャープの奥田隆司社長(59)が6月で退任する方針を固めたことが13日わかった。後任には高橋興三副社長(58)が昇格し、奥田社長は会長に退く。就任から1年での交代は異例だが、昨年夏に策定した再建計画が遅れていることなどから責任を明確化する。奥田社長のリストラ理由は、シャープの経営再建が遅れていることが理由のようですね。シャープ業績予想まとめ 飛ばし記事がひどいので情報発信の仕方や、シャープ ホンハイと提携交渉失敗により資本増強策の未達が影響した可能性がありますね。
(3)片山会長リストラの理由
液晶拡大路線で巨額赤字を招いた片山幹雄会長(55)も退任する。14日の中期経営計画で発表する。シャープの片山会長の経営失敗は、シャープ2013年3月期決算の赤字拡大の理由を見ると影響が深刻であり、業績改善が順調に進んでいないことが分かります。
(4)銀行役員受入と銀行主導の経営再建
シャープは6月、取締役を半分程度に削減するほか、会長社長人事を含めた大幅な経営体制の刷新を行う。主力取引銀行のみずほコーポレート銀行と三菱東京UFJ銀行から役員を受け入れ、主力行出身者がもつ企業再生のノウハウを生かし、経営再建を加速する。銀行は、シャープに多額の融資を行っていますので、倒産や債権放棄になった場合、数千億円の損失が発生します。シャープは、役員のリストラを進めると同時に、銀行主導で経営再建を行うことになりそうですね。
(5)奥田社長は再建計画の遅れでリストラ
奥田氏は昨年4月、取締役常務執行役員から社長に昇格したばかり。奥田社長については、再建計画の遅れがさらに業績悪化を招いたことなどから責任論が浮上した。片山会長とともに責任を明確化すべきとの結論に至った。シャープの奥田社長リストラと片山会長リストラの理由を比較すると、退任の理由が異なることが分かります。
- シャープの片山会長リストラ 過去の液晶投資失敗とガバナンスの問題
- シャープの奥田社長リストラ 現在の経営再建計画の遅れによる業績悪化
(6)シャープ高橋副社長の経歴
一方、高橋副社長は営業畑が長く、米州本部長を務めるなど、海外事業にも精通している。今後シャープの再建に向けた手腕を買われた。シャープ高橋副社長の経歴を見ると、海外事業の実績があるようです。シャープ決算予想 銀行員とドンブリ勘定の真相を見ると、シャープの奥田社長と片山会長がリストラされることで、販路拡大や業績改善になるのか注目ですね。
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